大場栄が考える“健康な精神“
インスタメッセージでこんなご質問をいただきました。
「精神保健福祉士のキャリアを持つ栄さん。栄さんの考える“健康な精神”ってどんな感じですか?」
私はソーシャルワーカーとして医療福祉業界に長年関わってきましたが、主に相談を受ける立場。
何か困難なことが起きて困っている、という方のサポートをするお仕事なので、相談者は正直あまりハッピーな状況でない方がほとんどでした(理由は様々。病気、金銭面、環境、親族関係の悪化、等々)。
病気をお持ちのご本人や支える家族、共通して言えるのは“感情をしまい込む”ことが常になってた、と言うこと。
誰にも言えない、
こんなこと誰に相談したらいいか分からない、
話しても理解されないだろう、
恥ずかしい、
弱音を吐いていられない、
自分がしっかりしなきゃいけない、
頼るのは申し訳ない、
自分は二の次、
とにかく頑張らなければ、
乗り越えていかなければ…
相手を思いやり、自分の感情は閉じ込めて処理していく。
時としてはそれが必要な場面もありますが、後々必ず大きな歪みとなって現れます。
(全てが嫌になって、疲れ果てて、絶縁になってしまうご家族のケースもよくありました。つまりご本人をサポートするのも難しくなる。)
今、セラピストと言う違う形で皆さんと関わっておりますが、根底は意外と一緒。
身体の循環が悪くなると、むくみや便秘や体重増加、肌や髪の毛の老化に繋がってきますよね。でも巡り出すと身体がスッキリ!体重もストンっと落ちたり、肌艶も良くなってくる。
つまり心も循環が必要なのです。
取り込んだら出す、と言うサイクル。
日常生活の中で少しずつ仕舞い込んでいる感情。
それがイライラや怒り、落ち込み、人に強く当たってしまう、なんで私ばっかり!とか、こんな自分が嫌だ、と言う歪みが出てきます。
自分の思うように物事が進まない、考えなければいけないことが沢山ある、ストレスを受ける、そんな時の負の感情を上手にリリースしていくことで“溜め込まないココロ”を作る。
私が考える健康な精神は、この循環がしっかりできる自分でいること。
結果、ココロも自巡力(じじゅんりょく)なのです☝️
カウラナにいらっしゃる方の多くが、普段は口に出さない(出せない)ことをお話しできた、とおっしゃいます。
何を話しても安心できる安全な場所。
皆さんのココロの循環が必要な時にも重宝されています。